ブラジルプライベート・エクイティ&ベンチャー・キャピタル協会(Abccap)の調査によると、昨年の同協会に加盟している投資ファンドの投資向け資金総額は、前年比27%増加の830億レアルに達すると発表している。
昨年の830億レアルの投資向け資金総額の51%はブラジル国内のプライベート・エクイティファンドであり、2011年の46%から6.0%と大幅に増加、2011年のブラジル国内のプライベート・エクイティファンドの投資は120億レアル、昨年は150億レアルに増加している。
プライベート・エクイティファンドは収益が確保できた時点で資金を引き上げるが、2011年は36億レアル、昨年は60億レアルの投資を解約、その大半は短期間で大きな収益が見込める新規株式上場(IPO)への投資に集中している。
2013年2014年のブラジル国内の投資は、インフレ整備部門を中心に世界中のプライベート・エクイティファンドが投資機会を狙っており、また銀行金利の低下に伴って収益性の高い投資が注目されている。
ブラジル銀行保険(BB Seguridade)はIPO上場で121億5,000万レアルの資金調達を準備していたにも関わらず、ブラジル銀行のマネージャーが顧客に対してe-mailなどによる株式購入を勧誘していたことが判明したため、有価証券取引委員会(CVM)はIPO上場の30日間先延ばしを決定している。
CVM委員会では株式公開時の公募・売出価格を探る機関投資家に行う会社説明会であるロードショウの実施並びに公開前に引受証券会社が価格帯を決め、投資家がその範囲で購入希望の価格と数量を申告するブックビルの実施の許可も取り消している。(2013年4月16日付けエスタード紙)