ペトロブラス石油公社の昨年の第4四半期の決算発表では、企業の経済的価値(純有利子負債と時価総額の和)とEBITDA(利払い、税、償却前の利益)倍率が2.5倍を上回る可能性があるために、世界的な各付け会社であるムーディーズ・インベスターズ・サービスは先月に格下げ見通しの可能性を発表していた。
同社が格下げされると資金調達時の金利の上昇並びに投資家の同社株の放出による株価の下落、投資計画の見直し、石油・天然ガス関連の設備機器などの供給企業との関係が悪化する可能性がある。
ペトロブラスの昨年の第4四半期の決算発表は2月4日が予定されているが、その前にガソリン価格の7.0%の値上げ並びにディーゼル燃料5.0%値上げがされれば、今後の負債減少につながるメッセージを金融市場に送れるために、少しは格下げの緩和につながる。
2007年にペトロブラスの国際市場での格付けは最高ランクであったが、2009年の負債は250億ドルに達したため格下げされ、昨年の第4四半期の決算次第ではさらに格下げされる可能性がある。
昨年の第3四半期のEBITDA倍率は2.42倍で2011年の第4四半期のEBITDA倍率は1.66倍から大幅に悪化、ガソリン並びにディーゼル燃料の値上げが実施されればEBITDA倍率は0.05倍~0.07倍下げる効果がある。
ペトロブラスの昨年9月末の負債は、長期投資のための資金調達並びに8.3%のドル高の為替の影響で前年同月比30%増加の1,339億レアルに達しており、自社の運転資金は今後1年間の投資金しかないために非常に憂慮されている。
同社の2012年~2016年の5カ年計画の投資総額は、2364億ドルと非常に大型投資であるため、連邦政府に対して資金調達並びに負債軽減のため15%のガソリン価格の値上げを要請していたが、インフレにつながるために却下されている。(2013年1月23日付けエスタード紙)