昨年のブラジル国内における社債発行総額は約900億レアルと記録を更新、今年も継続して多くの企業が資金調達のために社債発行を予定しており、1月の社債発行総額は90億レアルを突破すると予想されている。
水道事業のサンパウロ州水道会社(Sabesp)並びにイグアテミ・ショッピングセンターは社債発行を実施、昨年最終四半期に社債発行を予定していたが、国内経済の先行き不透明感から先送りを余儀なくされていた高速道路コンセッションのツリアングロ・ド・ソウも今月中に社債発行を予定している。
連邦政府による電力コンセッションの再契約などの実施で軒並み株価が下がっていた電力部門であるが、ブラジル中央電力(Eletrobras)は社債を発行すると予想されている。
また建設不動産部門のBrookfield社は3億レアル、 Comgas社は4億レアル、 医療部門のFleury社は5億レアル、Cemig-D社は16億レアルとそれぞれ大型の社債発行が予想されている。
長期投資プロジェクトに対する不動産債権(CRI)並びに投資ファンド向けの優遇政策並びに銀行金利の低下は、民間銀行の社債発行を促しており、今後も社債発行の需要が拡大すると予想されている。
昨年のブラジル国内での社債発行の平均償還期間は6.1年と世界金融危機が発生した2008年以降では最長となっており、HSBC銀行では、インフレセクターの優良企業の社債発行では償還期間を15年まで伸ばす予定であるが、チリやメキシコの償還期間が30年となっている。(2013年1月11日付けヴァロール紙)