連邦政府は国内経済活性化のために社会経済開発銀行(BNDES)のクレジット向け長期金利(TJLP)を現在の5.5%から5.0%に切下げて、設備投資などを促して製造業部門の生産を引き上げる。
5四半期連続で機械・装置などの設備投資が縮小していたために、連邦政府は、経済活性化政策のため更に1,000億レアルのクレジットを提供して、来年の国内総生産(GDP)目標の4.0%の伸び率の達成を図る。
2008年のリーマンブラザーズ銀行破綻をきっかけとした世界金融危機からの脱出をいち早くするために、連邦政府は、2009年に設備投資用の機械・装置購入の投資持続プログラム(PSI)でクレジット拡大を図った。
連邦政府は2010年のGDP伸び率7.5%を達成、昨年のGDP伸び率はインフレ過熱圧力で2.7%に留まったが、今年は連邦政府目標の4.0%を大幅に下回る1.0%以下に留まる可能性がある。
今月4日にギド・マンテガ財務相は、建設部門の活性化政策として34億レアルの減税並びに連邦貯蓄金庫による貸出条件の良い20億レアルのクレジット枠を発表していた。
今年上半期のPSIプログラムのクレジット向け金利は3.0%、8月に国家通貨審議会(CMN)で最低金利2.5%まで承認されているにも関わらず、中小企業向けのクレジット承認はハードルが高い。
総額1,000億レアルのクレジットのうち850億レアルはBNDES銀行が提供、残りの150億レアルは中銀が管理している商業銀行の強制預託金があてがわれると予想されている。
インフレ指数を下回る低金利のPSIプログラムのクレジットは、イノベーションプロジェクト開発並びにテクノロジー促進、機械・装置の輸出を図る企業に対して提供される。
今月4日までのPSIプログラム向けのクレジットはすでに1,670億レアルに達して、今年のPSIプログラム向けのクレジット枠1,900億レアルに迫っている。(2012年12月6日付けエスタード紙)