連邦政府の強い要請による銀行金利や手数料の引き下げ、昨年8月から継続する政策誘導金利(Selic)の5.25%に達する引下げ、延滞率の増加などの要因で銀行の収益性が圧迫されて、軒並み時価総額が大幅に減少している。
エコノマチカ社の調査によると、ブラデスコ銀行を除く4大銀行の今年の時価総額は174億レアル減少、特にイタウー銀行の今年初めの時価総額は732億4,100万レアルであったが、今では11.26%減少の649億9,300万レアルとなっている。
サンタンデール銀行は、14.42%減少に相当する46億1,300万レアルの時価総額が減少したために、今月5日の時価総額は273億7,900万レアルと大幅に減少している。
ブラジル銀行は12.72%減少に相当する46億600万レアルの時価総額の減少となって、今月5日の時価総額は315億9,700万レアルまで減少、しかしブラデスコ銀行の昨年末の時価総額は570億2,700万レアル、今月5日は0.16%増加の571億1,700万レアルとなっている。
ブラジルの商業銀行に投資している投資家は、連邦政府の要請による銀行金利や手数料の引き下げは銀行への介入に相当すると不満を持っており、Austin Rating銀行のアナリストのルイス・ミゲル氏は、第4四半期の銀行の純益はさらに減少すると予想している。
またブラジル銀行の時価総額の減少はレアル安の為替も要因となっており、今年の対ドルのレアル通貨は8.5%減少したために銀行の時価総額の減少に結びついている。(2012年11月7日付けエスタード紙)