ヴァーレ社並びにペトロブラス石油公社、ブラジル銀行などのブラジル大手企業が海外で社債発行を積極的に行って資金調達しているが、ブラジルの市場の信用増加に伴って金利が減少してきている。
今年の最終2カ月間でブラジル企業が海外で社債発行して調達する資金は50億ドルから70億ドルが予想されており、今年はすでに403億8,400万ドルを調達している。
連邦貯蓄金庫は、今回初めて海外で償還期間が10年物の社債を発行して10億ドルから15億ドルの資金調達を予定、海外の需要次第では50億ドルを調達する可能性もある。
サマルコ鉱業は10年物の社債発効を準備中、ゼネコン大手のオデブレヒト社は30年物の社債発行で4億5,000万ドルの調達予定、年利は6.0%以下とブラジル企業にとっては有利となってきている。
ブラジル銀行並びにOAS社が海外で社債発行をしたときには需要が5倍以上あったが、BR Malls社は1億7,500万レアルの資金を調達するために社債を発行したにも関わらず、需要が非常に大きかったために10億ドルの社債発行を行った。
米国の連邦準備制度理事会(FRB)が追加的量的緩和政策第3弾(QE3)として、毎月400億ドルにのぼる住宅ローン担保証券(MBS)の購入を発表、またヨーロッパ連合や日本でも金融緩和政策を積極的に採用しているため、海外での資金調達が更に容易となってきている。
今年のブラジルの海外での社債発行などによる資金調達は新興国ではトップで全体の11.6%を占め、ロシア9.6%、韓国8.3%、中国7.3%、香港が6.6%、今年の海外での資金調達は前年比12%増加の1兆6,800億ドルに達している。(2012年10月23日付けヴァロール紙)