昨年8月から継続する政策誘導金利(Selic)金利引き下げによる収益性の悪化、更に連邦政府による銀行金利並びにスプレッドの引下げ要請、延滞率の増加などの要因で大半の銀行の純益が悪化してきている。
延滞率の増加に伴って特に民間銀行のクレジットが大幅に減少した影響で、8月の過去3カ月間の商業銀行の平均クレジットは3.4%減少、一方で公立銀行は積極的にクレジットを拡大して民間銀行のマーケットシェアを獲得している。
Bloomberg社では連邦政府による銀行のスプレッド引下げなどの要請で、ブラジル銀行の第3四半期の純益は、前年同期比5.74%減少の27億2,500万レアルを予想している。
クレディスイス銀行では、ブラジル銀行の第3四半期のクレジットは商業銀行の中でトップとなる6.5%増加、過去12カ月間では21.6%増加を予想している。
サンタンデール銀行の第3四半期の純益は個人向けクレジットの延滞率の増加や金利の低下などの要因で、クレディスイス銀行では、前年同期比19.5%減少の13億2,100万レアルまで減少すると予想している。
イタウー銀行の第3四半期の純益は、収益率の悪化やクレジットの伸び率の鈍化などで前年同期比11.52%減少の34億8,600万レアル、ブラデスコ銀行の第3四半期の純益は、積極的なクレジットの拡大などで前年同期比1.64%増加が予想されている。(2012年10月19日付けヴァロール紙)