中銀のファイナンスレポートによると、商業銀行の延滞率の増加並びに政策誘導金利(Selic)の大幅な引き下げが牽引して、今年上半期の銀行の収益率は16.4%から14.4%と2.0%大幅に減少している。
6月の過去12カ月間の延滞率増加に伴う引当金積立額は、前年6月から114億レアル増加の877億レアルまで増加、商業銀行の90日以上の延滞率は3.2%から3.6%に上昇している。
6月の民間銀行の90日以上の延滞率は4.0%から4.9%に上昇しているため、与信審査を厳しくしてクレジット拡大が公立銀行よりもおくれているために、積極的にクレジットを拡大している公立銀行のマーケットシェアが拡大してきている。
中銀は国際的に活動する銀行等に信用リスク等を加味して、一定以上の自己資本比率を求める国際的統一基準であるバーゼル指数を最低でも11%以上維持するように商業銀行に指導しているが、延滞率が11.6%まで上昇しても対応できる商業銀行は15銀行しかない。
2日、ブラジル銀行は海外で償還期間が10年の社債を発行して17億5,000万ドルの資金を調達、社債の需要は114億ドルに達しており、アジアでの社債発行額と合わせると19億ドルに達すると予想されている。
社債の利回りは予想の4.375%を大幅に下回る3.875%とラテンアメリカの10年物の社債発行では最低の利回りを記録しており、調達した資金はクレジット部門拡大にあてがわれる。(2012年10月3日付けヴァロール紙)