ブラジル銀行並びに連邦貯蓄金庫のクレジット金利は、今年上半期にジウマ・ロウセフ大統領の要請を受けて、民間銀行よりも先行して引下げているために、民間銀行の顧客は金利の安い公立銀行へ移行してきている。
8月初めにブラジル銀行の個人向けクレジット金利は商業銀行では最低となったが、9月初めには連邦貯蓄金庫の個人向けクレジット金利は、過去12カ月間で17%減少して、月利は2.0%以下となってブラジル銀行以下の金利となっている。
中銀の統計によると過去12カ月間の連邦貯蓄金庫の個人向けクレジット金利は25%、ブラジル銀行並びにイタウー銀行は23%、ブラデスコ銀行は20%とそれぞれ大幅に減少している。
昨年8月から中銀の通貨政策委員会(Copom)による政策誘導金利(Selic)は12.5%から7.5%と5.0%も引き下げられている影響で、商業銀行の金利低下につながっている。
連邦貯蓄金庫の特別小切手税と呼ばれる口座借越残クレジット金利は、過去12カ月間で50%減少して現在の月利は4.27%、ブラジル銀行は40%減少して月利は5.36%、ブラデスコ銀行は8.52%、イタウー銀行は8.58%、サンタンデール銀行は10.19%と民間銀行の月利が非常に高い。
連邦貯蓄金庫の個人向けクレジットの月利は1.06%、ブラジル銀行は2.10%、ブラデスコ銀行は4.05%、イタウー銀行は3.34%、サンタンデール銀行は3.09%と民間銀行の月利は公立銀行を大幅に上回っている。
住宅購入クレジットの月利の比較では、ブラジル銀行がシェア拡大のために1.23%と最も低利、住宅クレジットでは圧倒的なシェアを誇る連邦貯蓄金庫の月利は1.38%、ブラデスコ銀行は1.43%、イタウー銀行は1.44%、サンタンデール銀行は1.38%となっている。
ブラジル銀行はクレジット期間が30年と長期である住宅購入向けクレジットを拡大するために、連邦政府に銀行規則変更を要請している。(2012年9月17日付けエスタード紙)