アルゼンチンのクリスティーナ・キルチネル大統領は、今日10日からドルの売買は国立銀行であるラ・ナシオン銀行に限って許可を与え、民間銀行や為替商によるドルの売買を禁止する。
アルゼンチン政府によるとドルの売買禁止は、ドルの不正取引や資金洗浄、テロリストへの不正資金の流通を防ぐための措置の強化を名目にしているが、ドル流出を防ぐために輸入規制などを行っている。
アルゼンチンでは伝統的に一般市民は、目減りが激しい自国通貨での預金の代わりにドル預金が一般的となっているにも関わらず、ドルによる預金を禁止、またドルによる不動産売買を禁止している。
アルゼンチン人による海外旅行のためのドル購入は認めているが、明確な滞在地並びに中継空港を明記したエアーチケットを提示しなければドルの購入は認められない。
また海外に滞在するアルゼンチン人によるアルゼンチン国内の口座の預金を海外のATMからの引出は禁止されており、外国人によるアルゼンチン国内でのドル購入は最高500ドルに制限している。(2012年9月8日付けエスタード紙)