ブラジルの国内経済の停滞並びにドル高の為替の影響で、本国への利益・配当金送金が大幅に減少しており、今年上半期の利益・配当金送金は、前年同期比30%減少の96億ドルに減少している。
特に利益・配当金送金が大幅に減少したのは自動車セクターで、上半期の送金は前年同期の29億9,000万ドルから72%減少の8億4,000万ドル、世界金融危機の影響を受けた2009年に次ぐ低い数字となっている。
サービス部門では通信セクターと外資系銀行セクターの送金が大幅に減少しており、今年上半期の通信セクターの送金は前年同期比64%減少の10億5,000万ドル、外資系銀行セクターは41%減少となっている。
クレディ・スイス銀行の上半期の本国への送金は、ドル高の為替で予想を大幅に下回り、ブラジルの国内総生産(GDP)伸び率が7.5%に達した2010年の記録的な送金額から大幅に減少している。
今年上半期のイタリア並びに英国への利益・配当金の送金は前年同期比70%減少、スペインは60%、米国は30%それぞれ減少、特に通信セクター並びに外資系銀行セクター、自動車セクターの送金が大幅に減少している。
サンタンデール銀行並びにテレフォニカ社はスペイン資本、HSBC銀行は英国資本、GM並びにフォードは米国資本となっている。(2012年7月30日付けエスタード紙)