実業家エイケ・バチスタ氏が率いる石油・天然ガス開発会社OGX社が26日に発表したカンポス海盆のツバラン・アズール油田の原油生産量が非常に少なく、同社が昨年に発表していた1日当たり2万バレルを大幅に下回る5,000バレルしかないために、金融市場関係者は同グループ企業に対して疑惑を深めている。
OGX社の過去2日間の株価は19.2%下落したために、時価総額は107億4,200万レアル減少、今月は51%と半分以下に下落して時価総額では169億8,700万レアル減少、今年は277億500万レアル減少している。
EBX社傘下の6企業の2日間の時価総額は132億7,400万レアル減少、今年は322億3,600万レアル減少して企業イメージが大きく低下しているために、今後はイメージ回復に腐心しなければならない。
昨日、バチスタ氏はOGX社のパウロ・メンドンサ社長を免職、グループ企業OSX社のルイス・エドアルド・カルネイロ社長をOGX社の社長に任命している。
OGX社への不信が引き金となって、バチスタ氏傘下の鉱業関連企業MMX社の株価は17.08%、 造船関連企業のOSX 社は11.05%、ロジスティック関連企業のLLX 社は8.07%、エネルギー関連企業のMPX社は1.57%、石炭関連企業の CCX 社は8.80%とそれぞれ大幅に下落している。
JPモルガン並びにイタウーBBA、HSBC銀行などは、OGX社の今後の株価の見通しを降格したが、HSBC銀行は、同社の株価の見通しを中期的にオーバーウエイトにしている。
JPモルガンは同社の株価の見通しをオーバーウエイトからニュートラルに降格、OGX社のツバラン・アズール油田の原油埋蔵量を1億4,000万バレルから7,000万バレルに下方修正して、1日当たりの原油生産を6,000バレルと予想している。
今年3月のフォーブス世界長者番付・億万長者ランキングで、エイケ・バチスタは資産300億ドルで世界7位、ブラジルではトップであったが、昨日のサンパウロ証券取引所の取引開始前には145億ドルで世界46位に下がり、更に取引終了後にはAB Inbev並びに Burger Kingの大株主であるジョージ・パウロ・レーマン氏の130 億ドル以下の資産となって、ブラジルの富豪トップの座から転落している。(2012年6月29日付けエスタード紙)