中銀の調査によると、政策誘導金利(Selic)の切下げによる銀行金利並びにスプレッドの引下げ効果は延滞率が高止まりしていたにも関わらず、すでにクレジット拡大につながっている。
連邦政府の民間銀行へのクレジット金利引き下げ要請に伴って、4月の商業銀行の1日当たりの個人向けクレジットは前月比8.1%、法人向けクレジットは4.6%それぞれ大幅に増加している。
4月の商業銀行の個人向けクレジット金利は前月比2.3%、法人向け金利は1.4%それぞれ大幅に減少していると、中銀のカルロス・アミルトン・アラウージョ経済政策担当取締役が説明している。
また商業銀行の個人向けのスプレッド金利は1.9%、法人向けスプレッドは0.9%、全体のスプレッド金利は1.5%それぞれ大幅に減少、ブラデスコ銀行のルイス・カルロス・トラブコ・カピ頭取は、第2四半期からクレジットが大幅に拡大するとコメントしている。
ブラデスコ銀行では、4月に2回に亘って個人並びに法人向けクレジット金利を引き下げており、5月のクレジット部門のデーターを調査後に、今年のクレジットの目標を改めて決定する。
高金利が継続していたにも関わらず、過去数年前の銀行のクレジット部門の伸び率は延滞率が低かったために前年比で27%から30%増加、しかし、昨年8月から連続してSelic金利が引き下げられ過去最低に近い金利水準に達しているにも関わらず、延滞率が高止まりしている影響で銀行の与信審査が厳しいために、社会経済会開発銀行(BNDES)のルシアーノ・コウチーニョ総裁は、今年のクレジット部門の伸び率は15%までに留まると予想している。
BNDES銀行では4月に新たに450億レアルのクレジット枠を追加したために、今年のクレジット総額は1,500億レアルに達すると予想、そのうちインフレ整備向けクレジットは590億レアルが予想されている。
昨日、連邦貯蓄金庫は、新車購入向けクレジットの最低月利を0.89%から0.75%、最高月利を2.25%から1.65%それぞれ引下げ、中古車購入向け最高月利を2.25%から1.75%に引下げている。(2012年5月24日付けエスタード紙)