再選挙の決まったギリシャのユーロ離脱懸念が広がって、ほとんどの通貨に対してドル高の為替になっている影響を受けて、レアルは対ドルでR$2.0を突破しており、行き過ぎたレアル安を調整するために、中銀によるドル売りの為替介入を金融スペシャリストは予想していた。
15日、ギド・マンテガ財務相は、「レアルの対ドルがR$2.0の為替は好都合なレベルである」と容認した発言を受けて、大半のエコノミストは、中銀による為替介入は行われないと予想している。
しかし、レアルが対ドルでR$2.0を突破並びに銀行金利の低下などの要因で、連邦政府が容認するインフレ指数の中央目標値4.5%を突破するのは明白となってきている。
4月のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)は、0.64%と3月の0.21%から大幅に増加してインフレ懸念が増加していたが、マンテガ財務相の発言は、更なるインフレ圧力の容認並びにSelic金利の引下げに、拍車がかかると予想されている。
マンテガ財務相の発言を受けて、Gradual Investimentos社のチーフエコノミストであるアンドレ・ペルフェイト氏は、今年の国内総生産(GDP)の伸び率は大幅に減少すると予想、また年末のSelic金利は6.0%まで利下げされる可能性を予想している。
マンテガ財務相のレアルが対ドルでR$2.0の容認発言にも関わらず、多くの金融アナリストは、レアルが対ドルでR$2.1に達すれば、中銀が為替介入を行うと予想している。(2012年5月17日付けエスタード紙)