銀行業務集中サービス会社(Serasa)の調査によると、4月の一般消費者の小売部門の延滞率は前月比4.8%増加、過去10年間では最高の延滞率を記録している。
また3月の延滞率は前年同月比23.7%、今年4カ月間の延滞率は前年同期比19.6%とそれぞれ大幅に増加、毎年第1四半期には都市不動産所有税(IPTU )並びに自動車所有税(IPVA)の納税、子供の学用品購入の出費、クリスマスプレゼント購入の支払いなどが始まるために、Serasa社のエコノミストはこの時期は延滞率が増加する傾向になると説明している。
今年は政策誘導金利(Selic)金利の連続切下げにも関わらず、一般消費者が昨年に長期格安クレジットで多くの家電などを購入して一層の負債増加をきたしたために、延滞率が上昇してきている。
中銀の統計によると、3月の自動車購入クレジットの90日間以上の延滞率は、5.7%と前年同月の3.0%から大幅に増加しているために、銀行は与信審査を更に厳しくしている。
銀行が与信審査を厳しくしてクレジットが縮小した影響で、自動車販売が落ち込んでいるために、自動車メーカーは、銀行が再度自動車購入向けクレジットを拡大するように、連邦政府に対して要請している。
サンパウロ商業協会(ACSP)の統計によると、5月の初め15日間の30日以上の月賦支払い手帳の延滞率は、前年同期比3.6%増加、4月同期の同じ比較では延滞率が3倍以上も増加している。(2012年5月17日付けエスタード紙)