ヨーロッパの金融危機や政権交代、ブラジルの銀行の金利切下げなどブラジル企業にとっては、資金調達には逆風となっているにも関わらず、北半球の投資家が夏季休暇入りする8月以前をターゲットにした社債発行が目白押しとなっている。
昨日、CPFL Renováveis社並びに Vix Logística社は、社債発行のための手続きを開始、今月末まで更に10社以上の企業が社債発行の手続きを取ると予想されている。
金融アナリストの予想によると、Taesa社並びに LDC Bioenergia社、 Queiroz Galvão Óleo e Gás社の社債発行による資金調達総額は、60億レアル以上に達すると見込まれている。
Locamérica社は社債発行で3億1400万レアル、 Unicasa社は4億2600万レアルをそれぞれ調達すると予想、BTGパクツアル銀行は1桁大きい36億レアルの調達が見込まれている。
ヨーロッパの金融危機や政権交代などのネガティブ要因は、6月に入ると和らぐと見込まれているために、欧米で調達したゼロ金利に近い資金は、金利の高い新興国に流れることを防ぐことはできず、海外の投資家は、特に経済ファンダメンタルズの堅調なブラジルに注目している。
世界の金融マーケットのボラティリティの上昇などの要因で、観光業のCVC社は、社債発行の再度の先延ばしを余儀なくされていたが、来週中に上半期の社債発行をするか決定する。
CPFL Renováveis社は社債発行で15億レアル、 Vix Logística社は6億レアル、Queiroz Galvão Óleo e Gás社は20億レアル、LDC Bioenergia社並びにTaesa社はそれぞれ10億レアルの資金調達を見込んでいる。(2012年5月9日付けヴァロール紙)