エコノマチカ社の調査によると、連邦政府による銀行の金利並びにスプレッド切下げの要請、Selic金利の切下げ、延滞率の増加などの要因で、4月だけで4大銀行の時価総額は400億レアル減少している。
最も時価総額が減少したのはイタウー銀行で3月30日から4月26日のサンパウロ証券取引所(Bovespa)の同社の株価は15.2%と大幅に下落している。
ブラジル銀行の同期の株価は10.4%、サンタンデール銀行は7.1%、ブラデスコ銀行は5.7%とそれぞれ大幅な下落を記録、投資家達は、これらの銀行のクレジットの延滞率が第2四半期も高止まりすると予想している。
ブラジルの大銀行の第1四半期の延滞率は、2008年のリーマンブラザーズ銀行の破綻をきっかけとした世界金融危機以来の延滞率を記録している。
クレジットスイス銀行のアナリストは、イタウー銀行の延滞率が低下傾向になるのは年末を予想、またブラジルの大銀行の金利並びにスプレッドの低下で収益性が大幅に悪化すると予想している。
スペインの第1四半期の国内総生産(GDP)は、前期比0.4%減少して2四半期連続のマイナス成長となって、スペイン経済はリセッション入りしたことになり、同国の赤字削減の目標達成が困難となった事やオランダの内閣総辞職による影響で世界の金融市場の不透明感が増加してきていることも、ブラジルの銀行の株価下落を後押ししている。(2012年4月27日付けエスタード紙)