レアル高の為替による輸入製品の増加並びに高止まりしていた金利、在庫の増加などの要因で、第1四半期の社会経済開発銀行(BNDES)のクレジットは、前年同期比ではマイナス1.0%減少、2006年以来では前年同期比で初めて減少に転じた。
第1四半期のBNDES銀行のクレジット総額は245億レアルに留まったにも関わらず、クレジット申請は前年同期比28%増加の557億レアルと企業経営者の投資意欲が増加している。
特にサービス部門や並びに小売部門、石油化学セクター、機械・装置セクターのクレジット申請が増加、特に設備投資用の機械・装置購入の投資持続プログラム(PSI)向けクレジットが増加している。
今月初めに発表された製造業向けの国内経済活性化プログラムである「第2次ブラジル拡大計画(PBM : Plano Brasil Maior)」の導入で、今後の製造業部門の投資拡大が予想されている。
第1四半期のBNDES銀行のクレジットの内訳は、全体の41%がインフラ部門向けクレジット、製造業部門が26%、サービス部門並びに小売部門が24%であった。
BNDES銀行の2012年から2015年のクレジット総額は石油・天然ガスセクター並びに鉱業セクター、繊維セクター、衣料セクター、紙・パルプセクター、化学セクター、鉄鋼セクター、自動車セクターなどを中心に5,970億レアルが予想されている。
中銀はSelic金利を0.75%切下げて9.0%に決定したにも関わらず、BNDES銀行のクレジット金利は、2009年7月から6.0%に固定されている長期金利(TJLP)がインフレ指数4.0%以上の高水準で推移しているために、据置かれる。
2012年から2015年のクレジット総額と2007年から2010年のクレジット総額の比較では、石油・天然ガスセクタ-は48.5%増加、鉱業セクターは13.9%減少、自動車セクターは58.8%増加、紙・パルプセクターは30.9%増加、電気・電子セクターは17.5%増加、化学セクターは4.9%増加、繊維並びに衣料セクターは33.3%増加となっている。(2012年4月20日付けエスタード紙)