連邦政府は国内景気活性化の一環として、ブラジル銀行並びに連邦貯蓄金庫のクレジット金利の引下げを指導して、大幅なクレジット金利の引下げを実施した影響で、民間銀行は、マーケットシェア確保のために金利の引下げを余儀なくされていた。
昨日、中銀の通貨政策委員会の政策誘導金利の切下げの発表前に、民間銀行トップのイタウーーウニバンコ銀行並びに2位のブラデスコ銀行は、各種のクレジット金利の引下げを発表した。
民間銀行3位のサンタンデール銀行は、17日に法人向けクレジット金利の引下げを発表していたが、昨日、更に個人向けのクレジット金利の引下げを発表、民間銀行4位のHSBC銀行は、民間銀行でトップを切ってクレジット金利の引下げを発表していた。
イタウー銀行は、自動車購入向けクレジット金利並びに延滞率の低い給与・年金口座連動型クレジット、中小企業向け運転資金クレジットのそれぞれの金利の引下げ、給与振込口座を持つ顧客向けの優遇パッケージを予定している。
ブラデスコ銀行は今年のクレジット部門向けに150億レアルを予定、内訳は個人向けクレジットが90億レアル、法人向けクレジットが50億レアル、運転資金向けクレジット並びに設備投資向けクレジットとして10億レアルの枠を予定している。
ブラジルの民間銀行が高い延滞率や重課税などを理由とした非常に高い銀行スプレッドで世界でもトップレベルの収益率を上げているために、連邦政府は、民間銀行の高金利はブラジルの経済活性化の阻害要因になっていると非難している。
連邦政府は公立銀行の金利の引下げに伴って、民間銀行の金利の引下げを歓迎しているにも関わらず、実際にクレジット金利の引下げが実施されるか引き続き監視していくと予想されている。(2012年4月19日付けエスタード紙)