ブラジル石油監督庁(ANP)の統計によると、ペトロブラス石油公社の昨年の原油・天然ガスの可採埋蔵量は前年比2.7%微増の164億1,000万バレル(boe)と、業界関係者の予想を下回った。
2010年のペトロブラスはサントス海盆の岩塩層下(プレソルト)原油の豊富な埋蔵量の2油田が生産開始したために、同社の埋蔵量は前年比7.5%増加の159億8,600万バレルに上昇していた。しかし国際的な石油埋蔵量調査機関であるSEC(米国証券取引委員会)や北米の有価証券取引委員会(CVM)による可採埋蔵量調査によると、昨年のペトロブラスの埋蔵量は前年比1.0%増加の128億7,300万バレルに留まっている。
ペトロブラスでは昨年末にサントス海盆のプレソルトのグアラ鉱区サピニョーラ油田が生産開始したために、今後の可採埋蔵量は更に増加すると予想、ペトロブラスはこの油田の45%の権益を擁しており、残りはRepsol社並びにBP社が権益を擁している。
石油業界ではペトロブラスの巨大な可採埋蔵量はよく認知されているにも関わらず、掘削リグの納入遅れや投資の見直しなどで、石油開発プロジェクトが遅れ気味でありが、石油開発に拍車がかかるのは2013年と予想されている。
またペトロブラスの可採埋蔵量の96%はブラジル国内で157億バレル、残り4.0%は海外で7億600万バレル、今後は更にプレソルトの原油開発に集中すると見込まれている。(2012年1月13日付けエスタード紙)