ブラジルの電力エネルギーの多くは発電単価の安い水力発電所にも関わらず、各種の補助金名目での重課税で世界でも最も電力料金が高く、昨年の補助金総額は140億レアル、今年は190億レアルに増加すると見込まれている。
この補助金190億レアルは電力発電能力が3,150メガワットのサント・アントニオ水力発電所並びに1,820メガワットのテレス・ピレス水力発電所を建設可能な金額に匹敵する。
全国電力網システムに組み込まれていない北部地域での火力発電所建設目的の国家電力監督庁(ANEEL)への燃料消費勘定(CCC)の補助金は全体の1/3に相当、昨年は51億レアル、今年は60億レアルの増加が見込まれている。
2010年の徴収終了から更に徴収期間25年が延長された還元予備費(RGR)は、電力エネルギーの発電所や送電網プロジェクトへのファイナンスへの利用が可能であり、毎年増加を続けている。
また風力発電所、バイオマス発電所や小型水力発電所(PCHs)の代替エネルギー源多様化プログラム(PROINFA)による昨年の補助金総額は20億6,000万レアルに達しているが、今年は22億5,000万レアルと消費者の負担がさらに重くなる。(2012年1月6日付けエスタード紙)