中国石油化工(Sinopec)はブラジル国内の岩塩層下(プレソルト)原油の権益を擁しているポルトガル資本Galp社と、権益譲渡のための資本参加で交渉していると業界関係者は予想、資本参加が締結すれば英国資本BG社を超えて、ペトロブラス石油公社の最大のパートナーとなる可能性もある。
Galp社はSinopecの資本参加で27億ドルを調達する可能性があり、継続してブラジル国内のプレソルト海域での石油開発を継続、Sinopec以外にも中国の中国石油天然気有限公司(ペトロチャイナ)や中国海洋石油総公司(CNOOC)がGalp社への資本参加を虎視眈々と狙っている。
Galp社はプレソルトの日産2万7,000バレルの原油を生産しているルーラ鉱区以外にもベン・チ・ビ鉱区、カランバ、ジュピターやイアラ鉱区コンセッションに参加して、権益を擁している。
Sinopecはスペイン資本のブラジルレプソル社の株式 40%を70億ドルで取得して、カリオカ鉱区、グアラ、アバレ・オエステやイグアスー鉱区ですでに権益を獲得している。
中国は世界第2位の石油輸入国であり、今後の経済成長を維持するために世界中で石油確保では果敢に先手を打っており、長期に亘って石油確保するために、膨大や埋蔵量が見込まれているプレソルトの権益確保に迫られている。
中国は石油の国内消費の53%を輸入に依存しているにも関わらず、政情不安の中近東やアフリカからの輸入が大半であるために、リスク分散のためにもブラジルでの資源確保が必要であり、2020年には国内消費の65%が輸入と予想されている。
Galp社にとって石油開発ではブラジルはアンゴラ並びにモザンビークと共に戦略的に非常に重要で、昨年のブラジルの原油生産は同社の26%を占めており、ブラジル国内には36鉱区で権益を擁している。(2011年11月4日付けエスタード紙)