エジソン・ロバン鉱山エネルギー相は暫定令で来年のエタノール生産拡大が期待できないために、エタノールのガソリンへの混合率を現在の25%から20%に引き下げて、来年のエタノール不足を補うために在庫調整を行う。
2008年の金融危機後のエタノール業界の投資は資金調達ができずに停滞、また昨年の民間企業の投資の減少並びに世界最大の砂糖輸出国のインドの大幅な生産減少が追い打ちをかけていた。
4月の暫定令532号でエタノールの混合率20%から25%をサトウキビの端境期による在庫減少で18%から25%に下げていたが、今回は上限を25%から20%と大幅に下げ
て在庫を確保する。
サンパウロ州サトウキビ加工業者連合(UNICA)のマルコス・ジャンク会長は中南部地域のサトウキビの年間処理能力は6億トン、更に9エタノール生産工場が操業開始すれば、2020年までに更に4億トンの処理が可能であると述べている。
しかし業界内の投資促進には商品流通サービス税(ICMS)の税率の引き下げ、PIS(社会統合基金)/COFINS(社会保険融資納付金)の免税の必要性を強調している。
エタノールの工場出荷価格は1リットル当たり1.30レアル、ガソリンの製油所出荷価格は1.05レアルでエタノール混合比率の減少でガソリン価格は僅かに引き下げられる可能性がある。
ペトロブラス石油公社はエタノール混合比率の減少に伴って更に63万リットルのガソリンを輸入、今年の輸入量は310万リットルが見込まれている。(2011年8月30日付けエスタード紙)