穀物メジャーのブンゲ社は一昨日のNova Fronteira社の大型投資に次いで、エタノール生産のための8工場のサトウキビの総処理加工能力を2016年までに年間2150万トンから50%増加の3,000万トンまで引き上げるために25億ドルの投資を発表した。
一昨日はNova Fronteira社がゴイアス州キリノポリス市のボア・ヴィスタ工場に今後3年間に5億2,070万レアルを投資して、サトウキビの処理加工能力を現在の300万トンから800万トンに引き上げて、工場単位としては世界最大のエタノール生産工場誕生の投資計画の発表を行っていた。
金融危機後のエタノール生産会社の株価下落による時価総額の大幅な減少で、業界再編の加速並びに石油生産企業や外資系商社などの異業種参入が続いており、Nova Fronteira社やブンゲ社の大型投資発表はエタノールの大幅増産計画が業界の投資再開の引き金になる可能性が大きくなってきた。
しかし外資系穀物メジャーのブンゲ社は外国人のブラジル国内の土地所得制限法改正で土地獲得が更に厳しくなっているために、同社はエタノール工場の生産能力増加の投資並びにサトウキビ供給農家への投資に限定されている。
昨日、ブラジルブンゲ社のペドロ・パレンテ社長はジウマ・ロウセフ大統領に世界の人口増加に対する食糧増産は避けらず、ブラジル国内での穀物生産や代替え燃料生産などの重要性が増してきているために、外資系企業への土地取得制限の見直しを要請した。
ブンゲは2012年までに世界中で12億ドルを投資、そのうちブラジルの砂糖・エタノール生産関連部門には40%に相当する5億ドルを投資、過去4年間のブラジルへの投資は年平均4億ドル、2016年までには総額45億ドルをエタノール生産や港湾ターミナルなどのロジスティック部門など大型投資をブラジル国内で行う。(2011年8月19日付けエスタード紙)