ペトロブラス石油公社は今年11月から米国のメキシコ湾深海のCascadee鉱区並びにChinook鉱区での原油生産を開始、石油の処理設備を備えた大きな船の浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)を投入する。
同社では年末の原油生産を1日当たり8,000バレルと見込んでおり、さらに14鉱区で石油開発を進めて日産8万バレルまで引上げる計画となっている。
今回のFPSOプラットフォームはBW Pioneerと呼ばれる新型のプラットフォームであり、ハリケーン発生時には4時間以内に石油採掘ケーブルを外すことが可能となり、未然に原油流出事故を防ぐことができる。
ペトロブラスはテキサス州Pasadenaに日産10万5,000バレルの石油精製能力の製油所を所有、またBP社が発見した埋蔵量が10億バレルに達するTiber油田の20%の権益を擁している。
またChevron社のSaint Malo油田、シェル社のStones油田並びにエクソン社のHadrian油田の権益も擁しており、メキシコ湾の深海油田区域に189鉱区を擁している。
ペトロブラスは海外ではアフリカでの原油生産が1日当たり5万4,500バレルとトップ、ナイジェリアのAkpo油田並びにAgba油田で原油を生産、アンゴラでも2,000バレルを生産、2014年までの同社の投資は117億ドル、そのうち米国では43億ドルを投資する。(2011年6月20日付けヴァロール紙)