ルーラ政権下で膨大な埋蔵量が見込まれる岩塩下原油が発見され、連邦政府は開発向けの掘削船やプラットフォームなどを建造して国内の海運業界を再び立ち上げるために国内造船業界からの納入比率を決めたが、納期や価格が非常に高いためにペトロブラスでは再検討を迫られている。
ペトロブラスでは4掘削船の傭船契約入札を4か月前に実施、しかし1日当たりの入札最高価格が50万ドルにも関わらず、入札に参加したEtesco社、ケイロス・ガルボン、ペトロセルヴ並びにSaipem社は63万9,000ドルから74万ドルと最高価格を上回る価格を提示していた。
ペトロブラスの石油開発などの投資総額は2240億ドル、現在の掘削船は54隻が稼働中でそのうち45隻が傭船契約、9隻がペトロブラスの所有、今後2年間にさらに14隻の納入が予定されている。
ジウマ・ロウセフ大統領がルーラ政権の鉱山エネルギー相であった時に、国内の海運業界を保護するために、国産化比率を深度別に37%から55%と決めていた。
ペトロブラスはペルナンブーコ州に本拠を置くアトランチコ・スール造船に7隻の建造で契約、1隻の価格は6億6,420万ドル、総額46億4,000万ドル、また2017年までに28隻の建造に200億ドルから250億ドルを投資する。(2011年4月12日付けエスタード紙)
ジウマ大統領が訪中しているために、中国との間で掘削船建造の契約を交わす可能性もあるが、中国以外では韓国やシンガポールがブラジルへの売り込みに攻勢をかけている。(2011年4月12日付けエスタード紙)