ヴェネズエラ政府は昨年末の石油の確認可採埋蔵量は2,170億バレルと発表していたにも関わらず、昨日19日には一挙に2,970億バレルまで引上げて、サウジアラビアの2660億バレルを上回ったと発表している。
800億バレルの埋蔵量の上方修正はヴェネズエラ石油公社(PDVSA)やヴェネズエラ国内で石油開発を行っている外資系石油会社の埋蔵量をベースにしているが、今後、石油輸出国機構(OPEC)が最終確認をする予定となっている。
1998年にウーゴ・チャーベス大統領が就任した時の同国の埋蔵量は僅かに750億バレル、今回発表した2,970億バレルの埋蔵量のうちでオリノコ河流域の石油埋蔵量は2,200億バレルと予想されている。
以前からオリノコ川流域全鉱区の埋蔵量が国際的に承認されれば、ヴェネズエラの原油埋蔵量は世界最大となる可能性があると予想、しかし埋蔵量の大半はオリノコ川北岸沿いに分布する5万5,314平方キロメートルに及ぶ採算性の悪い超重質油である。
OPECは加盟国の石油生産を割当制にしてコントロール、ヴェネズエラには1日当たり230万バレルを割り当てているにも関わらず、ヴェネズエラの1日当たりの石油生産量は300万バレルと生産割当協定に遵守していない。(2011年1月20日付けエスタード紙)