ブラジル石油監督庁(ANP)では過去4週間のサンパウロ州のエタノール燃料価格は10%、ブラジル全土の平均は6.1%とそれぞれ大幅に上昇、収獲期に入る前の来年第1四半期まで価格上昇が継続すると予想している。
端境期の今年1月のエタノール燃料価格は1リットル当たりR$1.915、収獲期の6月はR$1.537まで減少、しかし来年は収獲期でもそれほど価格は下がらないと予想されている。
来年のエタノール燃料価格の高値継続の要因として、世界金融危機で石油価格の現象に伴ってエタノールへの投資が減少で昨年のエタノール工場建設は19工場、今年は10工場、来年は4工場まで減少する。
また高値継続として長年生産したサトウキビの老化による生産性の減少、異常気象によるカビの発生、フレックス車生産拡大による需要増加、砂糖のコモディティ価格に左右される生産減少などもあげられる。
エタノール燃料価格はガソリン価格の70%以上になると採算割れを起こすために今後の価格の推移が注目されるが、現在のエタノール燃料の採算が合っているのはサンパウロ州、ミナス並びにマット・グロッソ州だけとなっている。(2010年10月19日付けエスタード紙)