ペトロブラス石油公社は岩塩層下の原油開発や石油製油所建設のために最大で1,500億レアルの増資が株主総会で許可され、連邦政府が増資による株式を取得するのと引き換えに50億バレル相当の油田権益を提供、1バレル当たり8.51ドルの価格に設定されたために、ペトロブラスは425億ドルに相当する748億レアルを支払う。
連邦政府はペトロブラスの30%の株を所有、増資による株比率を維持するためには500億レアルが必要であるが、1バレル当たり8.51ドルでの油田権益は240億レアルが残るために、増資に応じない個人株主などの株購入で比率を上げることが可能となる。
ペトロブラスは31億バレルの埋蔵量が確認されているフランコ油田やシェル社も権益を擁しているBS-4やBS-500、ツピー・スール、ツピー・ノルデステ、グアラ・レステ油田などで50億バレルの油田権益を受ける。
ペトロブラスは権益を得た鉱区での埋蔵量確認や石油開発に4年間の期限を与えられたが、フランコ油田の石油開発はバレル当たり4.71ドル、イアラ油田は10.5ドルが予想、しかし50億バレルの埋蔵量に達しない場合は連邦政府が補填や価格調整を行うことで合意している。
昨年12月のペトロブラスの株価は40レアル前後で推移、しかし決定が遅れていた石油価格の設定や増資による株価低下予想などの影響で、過去15週間の株価は大幅下落の25レアルから30レアルで推移していた
株式市場関係者はバレル当たり8.51ドルの価格設定は連邦政府にとって有利であるが、個人株主にとっては割高になっているために、株購入で意見が分かれている。(2010年9月3日付けエスタード紙)