建設費が60億レアル以上と見込まれているベロ・モンテ水力発電所向けのタービンや装置納入で中国のDongfang社の参加が見込まれているが、Alstom社をリーダーとするヨーロッパ連合は価格の安い中国企業に脅威を抱いている。
中国企業はブラジル国内の水力発電所へのタービン納入の実績はないが、ジラウ水力発電所向けに中国のHarbin社はアルゼンチン企業と共同で納入を予定している。
中国企業のタービンの価格はヨーロッパよりも40%も大幅に安いために、ヨーロッパ連合はブラジル国内に工場を擁して優れたメインテナンス、ブラジル人の雇用増加や投資などを前面に出して、中国企業との価格差をカバーする戦略を余儀なくされている。
Alstom社はすでにジラウ水力発電所やサント・アントニオ水力発電所向けのタービン供給で連合を組んでおり、ベロ・モンテ水力発電所向けに供給するために同州のポルト・ヴェリョ市に工場を建設、今後もアマゾン地域の水力発電所建設でのタービン納入を狙っている。
中国以外にもロシア企業もタービン納入に参加するが、中国企業との価格競争では差をあけられており、韓国の現代重工業も参加を予定して益々熾烈な競争となる。(2010年3月11日付けヴァロール紙)