世界の石油・ガス開発企業は拡大路線を採用する傾向にあるのにも関わらず、米国資本のDevonは外国資本としてはシェル社に次いで大型のブラジルで石油開発を行っているが、米国とカナダの天然ガス開発に集中的に投資するために海外から撤退する。
またエルパソ社もブラジルからの撤退は正式発表していないにも関わらず、市場関係者はブラジルからの撤退を確実と予想、ヴァーレ社はエルパソのブラジルに所有する鉱区に注目、またエルパソはメキシコの天然ガスパイプラインを3億ドルで売りに出している。
Devon社は昨年11月にメキシコ湾、ブラジル並びにアフリカの事業からの撤退を正式に発表、オーストラリア資本BHP、ロシアのガスプロム米国資本のConocoPhillipsが買収に名乗りを上げている。
Devon社はブラジルの9鉱区を売り出しており、そのうち6鉱区はカンポス海盆の岩塩層下原油鉱区でエイケ・バチスタ氏のOGX社や中国海洋石油有限公司(CNOOC )が注目している。
Devon所有のカンポス海盆のポルヴォ油田ではすでに日産1万6,000バレルの原油を生産、またペトロブラスと共同でシャレレテ油田の権益を持っており、石油名天然ガスの供給確保に躍起となっているインドや中国の企業が買収を狙っている。
またペトロブラスはカンポス海盆のBM-C-33鉱区のRepsol並びにStatoil社のそれぞれ15%の権益の買収を承認している。(2010年3月5日付けヴァロール紙)