今年のフレックス車燃料用のエタノール消費が20%増加したために、ガソリン消費が反比例して減少、エタノールの主生産地であるサンパウロ州ではエタノール消費がガソリン消費を30%上回ると見込まれている。
昨年のサンパウロ州のフレックス車燃料用のエタノール消費量はガソリンと同じ70億リットルであったが、今年11ヶ月間ではすでに28%増加、ブラジル石油監督庁(ANP)では今年のエタノール消費は69億リットルでガソリンの54億リットルを大幅に上回ると予想している。
ブラジル全体では自動車燃料用ガソリンの消費量が252億リットルでエタノール消費量の169億リットルを上回っているが、今後は益々エタノールの消費が増加すると見込まれているために、ペトロブラス石油公社ではガソリン生産減少を余儀なくされている。
今年のエタノール価格は石油コモディティ価格が昨年よりも大幅に減少したにも関わらず、エタノール価格が有利となるガソリン価格の70%以下で推移したために消費が拡大している。
ANPでは今年10月までのガソリン生産は国内の自動車燃料用のガソリンの消費の減少や欧米向け輸出の減少で前年同期比3.0%減少して164億リットルにとどまった。
今年のエタノール価格がガソリン価格を上回ったのはアクレー州、パラー、アマパ並びにローライマ州でエタノールの生産が殆ど無くまた生産地から非常に遠くて輸送コストが非常に高いために、ガソリンのほうがコスト安となっている。
ペトロブラスでは2020年のフレックス車燃料用のガソリン消費は全体に17%まで低下、しかしエタノール消費は75%を占めると見込んでいる。(2009年12月14日付けエスタード紙)