ブラジルの多くの州に電力エネルギーを供給しているイタイプー水力発電所からの送電停止による約5時間の大停電は消費電力の大きい製鉄所、石油化学や紙・パルプ部門を直撃した。
ナショナル製鉄(CSN)ではリオ州ボルタ・レドンド市の亜鉛メッキ鋼板の生産を中断、高炉、スチールプラントやコークス工場での生産減少も余儀なくされた。
CSN製鉄は自社の210メガワットの火力発電所以外にもイタ水力発電所から130MW、イガラパヴァ水力発電所から167MWの電力エネルギー供給は停電による影響でストップしたために減産を余儀なくされた。
ヴァーレ社はミナス州とエスピリット・サント州のスールシステム,7ペレット工場や港湾施設などを含むツバロン製鉄所コンビナート全体が影響を受けた。
Basf社は化学品、医薬品、塗料や触媒製品の13プラントのうち12プラントで影響を受け、サンパウロ州グアラチンゲタの農業向け製品工場の被害額は判明していない。
ブラジル空港インフラ業務公社(Infraero)では停電で離陸の45%、サンパウロ州水道会社(Sabesp)は大サンパウロ圏の2,000万人、リオ州では8時間に亘って1,000万人が断水の影響を受けた。(2009年11月12日付けヴァロール紙)