中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国海洋石油総公司(CNOOC)はスペインのRepsol YPF石油から在アルゼンチン資産の経営権を170億ドルで買収交渉をしていると見込まれている。
このYPF石油買収交渉が纏れば中国の海外投資では最大となるが、中国は天然資源確保に世界に先駆けて投資を行なっている。
CNPCは中国最大の石油公社であり、CNOOCは海洋石油開発では中国では最大の石油生産会社、SINOPECは今年6月にスイス資本のADDAX石油を72億ドルで買収している。
またCNPCも今年4月にカザキスタンのMangistauMunaiGas社をKazMunaiGas社と共同で33億ドルを投資して買収、SINOPECとCNOOCは共同でアンゴラやカリブ地域で石油関連事業を買収している。
両社は今年7月に米国資本Marathon石油会社からアンゴラの石油鉱区の20%の採掘権を13億ドルで買収、またロシアやブラジルでも融資の代償として長期間に亘って石油輸入を確保している。
Repsolは第2四半期の純益が石油価格の減少に伴って前年同期比62%減少の2億6,500万ユーロに留まったために、7月30日にYPF資本84%を譲渡する交渉を行なったと見込まれている。(2009年8月11日付けヴァロール紙)