ラヴァ・ジャット作戦汚職問題などの影響で国際債券市場での資金調達が困難になっていたペトロブラス石油公社は、昨年4月に中国国家開発銀行(CDB)と35億ドルのクレジット契約を締結した。
しかし中国国家開発銀行(CDB)はクレジット提供条件として、クレジット総額の60%に相当する中国製の機械・装置など資本財購入が明記しており、また今年3月にも中国国家開発銀行(CDB)と100億ドルのクレジット契約が交わされたにも関わらず、クレジット条件は公表されていない。
連邦政府はプレソルト油田開発のために造船産業再興、石油・天然ガス関連機械・装置国産化を薦める政策を奨励していたにも関わらず、資金調達のために中国国家開発銀行(CDB)が提示するクレジット条件を受け入れなければならない。
2015年のペトロブラス石油公社の決算は、石油の国際コモディティ価格下落並びに自社所有の油田や石油製油所など497億4,800万レアルに達する評価損計上したため348億レアルの赤字を記録している。
昨年9月、S&Pはペトロブラスの格付けを投資適格級の一番下のBBBマイナスから2段階下のBBに格下げして投資適格級を失った。また見通しもネガティブに下げたために、資金調達が一層困難となっていた。(2016年4月1日付けエスタード紙)