ペトロブラス石油公社の第3四半期の決算は、外貨による負債比率が非常に高いためにレアル通貨に対するドル高の為替の影響を受けて、業界の予想を下回る37億6,000万レアルの赤字を計上している。
過去5回の四半期の決算のうち3回の四半期で赤字を計上しており、昨日発表された今年の投資総額は230億ドルと10月の前回発表の250億ドルから下方修正されたが、今年初めの投資総額予想は280億ドルであった。
連邦警察が発表したペトロブラスのラヴァ・ジャット作戦関連の汚職による損害は420億レアルに達しているが、監査法人PwCはペトロブラスが汚職問題を会計事務所に内部調査させた報告を付けた決算書は不十分と判断した影響で、ペトロブラスは2014年の第3四半期の決算を発表できなかった時の汚職による損害予想は僅かに62億レアルであった。
今年第3四半期の純益は、レアル通貨に対するドル高の為替の影響で780億レアルの赤字を計上して負債総額は4,023億レアルまで増加、ペトロブラス石油公社は、今年から来年にかけてコア事業の石油・天然ガス開発以外の資産放出で151億ドルの資金調達を余儀なくされている。
ペトロブラスの今年第3四半期のEbitdaに対する負債比率は、ドル高の為替で負債総額が大幅に上昇して5.2倍と第2四半期の4.6倍から大幅に増加、同社ではEbitdaに対する負債比率を3.3倍まで下げる目標を掲げている。
同社は2018年末までに投資向け資金調達並びに負債削減のために570億ドルの自社資産放出を予定、今年は僅かに2億ドルに相当する自社資産を売却、年末までに傘下Gaspetro社の株放出で5億ドルの資金調達を見込んでいる。
同社のイヴァン・モンテイロ財務担当取締役を筆頭に来週から中国並びに米国、メキシコ、カナダ、英国を訪問、ペトロブラスの投資パートナー選定を予定している。
今年第3四半期の燃料国内販売は前年同期比8.0%減少の1日当たり283万4,000バレル、石油派生品ではディーゼル燃料販売は9.2|%減少の95万3,000バレル、ガソリンは12.3%減少の54万バレル、その他の燃料販売としてナフサ、液化天然ガス(LNG)、アルコール、ケロシンなどとなっている。(2015年11月13日付けエスタード紙)