12日ペトロブラス石油公社は第3四半期の決算発表を予定しているが、監査法人PwCはペトロブラスが汚職問題を会計事務所に内部調査させた報告を付けた決算書を不十分として判断した影響で、ペトロブラスは、2014年の第3四半期の決算を発表できずに金融業界の信用下落やドル高の為替などの要因で、過去1年間のペトロブラスの時価総額は65%減少している。
監査法人PwCの正式な監査を受けていないペトロブラスの2014年第3四半期の決算は約2,6億レアルの赤字を計上、また2014年は210億レアルの赤字を計上、今年第3四半期の決算は18億レアルの赤字計上と予想されており、2年連続で配当金の支払いが行われない可能性がある。
今年第3四半期の決算18億レアルの赤字予想の要因として、7月~9月にかけてレアル通貨に対するドルの為替は28%高騰、またHSBC銀行では20億レアルに達する国税庁への負債返済を指摘している。
また今年第3四半期のペトロブラスの株価は40%下落したとエコノマティカ社は指摘、ドル高による為替の影響で同社の負債が更に増加するため今後も同社の株価は更に下落する可能性をWhatsCall社のフラヴィオ・コンデ氏は指摘している。
ドル高の為替でペトロブラスの第3四半期の負債総額は、3,239億レアルから4,170億レアルに上昇するとブラジル・インフラストラクチャー・センター(CBIE)では予想している。
JP Morganではペトロブラスの第3四半期決算は3億9,500万レアルの黒字予想、一方 BTG Pactual銀行は6億6,100万レアルの赤字を予想、イタウー銀行では5億200万レアルの赤字を予想している。
昨日9日、ペトロブラスは未期限スト継続を決定して11か所の石油製油所の減産を継続、また石油採掘用プラットフォームでの操業時間の調整でスト開始から70万バレルの減産となっている。
また石油労統一連盟(FUP)では1日当たりのカンポス海盆での原油生産を40万バレル減産していると発表、またバイア州並びに北大河州、セアラー州、エスピリット・サント州でも減産している。
石油製油所での減産による抗議としてサンパウロ州パウリニア市のReplan 製油所並びにリオ州ヅッケ・デ・カシアス市のReduc製油所では1日当たり3万バレルの減産を実施している。
ペトロブラスでは15日から30日間に相当する燃料在庫があり、抗議ストによる石油供給には問題ないと説明、しかしトラック運転手によるストライキが長引けばガソリンポストへの供給に支障をきたす可能性がある。(2015年11月10日付けエスタード紙)