ペトロブラス石油公社は,2015年~2019年の投資5か年計画の予算を更に41%カットして1,303億ドルまで削減、また2018年末までに投資向け資金調達並びに負債削減のために570億ドルの自社資産放出を実施する。
ペトロブラスのアルデミール・ベンジーニ総裁は、今回の投資5か年計画の予算見直しは実現可能な現実的な投資予算に設定、また負債総額が4,000億レアルに達して世界の石油大手でも最も負債が大きな同社の負債削減を目指している。
アルデミール・ベンジーニ総裁は、ペトロブラスのグラッサ・フォスター総裁が2014年2月に発表した投資5か年計画の予算2,206億ドルを41%カット、石油製油所Premium I並びにPremium IIの投資額を含まない2,068億ドルの37%をカットする。
今回の2015年~2019年の投資5か年計画の予算総額の44%はプレソルト油田開発向け投資となり、また前回の原油生産目標よりも実現可能な30%カットが織り込まれており、投資予算並びに石油生産は現実的な数字に変更されている。
また今年10月に実施が予定されている第13回石油開発鉱区事業入札では岩塩層下(プレソルト)原油開発鉱区を除くブラジル全国の270鉱区~290鉱区が予定されているにも関わらず、プレソルト原油開発に投資を集中するために今回の入札に参加しない可能性がある。
ペトロブラスの第1四半期のEbitdaに対する負債比率は3.86倍と投資適格級とみなされる最大3.5倍を大幅に上回っているが、自社資産放出を積極的に進めて2020年には2.03倍まで下げることを優先する。
同社ファイナンス担当のイヴァン・モンテイロ取締役は、2016年末までに150億ドルに相当する自社資産の売却、また2017年~2018年の2年間に420億ドルの自社資産の売却で大幅な負債軽減を図ると説明している。
2014年~2018年の投資5か年計画では石油・天然ガス開発・生産部門向け投資総額は1539億ドルであったにも関わらず、今回は1,086億ドルに下方修正、前期同様の燃料配給部門向け投資は387億ドルから128億ドルに下方修正、ガス・エネルギー部門は101億ドルから63億ドルに下方修正されている。(2015年6月30日付けエスタード紙)