ペトロブラス石油公社はレアル通貨に対するドル高の為替で益々負債が増加してきており、石油の国際コモディティ価格の減少で収益が悪化、またラヴァ・ジャット作戦での汚職問題などで企業イメージが悪化してきている。
ペトロブラスは負債軽減のために今年は自社資産の放出で137億ドルの資金調達を予定しており、火力発電所並びに岩塩層下(プレソルト)原油開発鉱区、ガソリンポスト網、石油化学企業の一部の株の放出を予定している。
ペトロブラスは発電能力が7ギガワットの火力発電所の49%の株放出先をBradesco BBIに依頼しているが、電力エネルギーの供給の長期契約が行われていないために交渉は難航すると予想されている。
またペトロブラスはプレソルトの石油・天然ガスの有望な鉱区の売却にBank of Americaと契約、カンポス海盆とサントス海盆の有望なプレソルトの4鉱区の譲渡先を探している。
譲渡される鉱区はBMC-33並びにBMC-36、BMS-24、BMS-8であり、BMC-33はカンポス海盆でペトロブラスが30%の権益を擁しており、Repsol社が35%の権益を擁して原油開発を行っており、ノルウエー資本Statoil社も35%の権益を擁している。
このBMC-33鉱区には原油埋蔵量が7億バレル、天然ガスの埋蔵量が3兆立方メートルの埋蔵量があると予想されているパン・デ・アスーカル油田が含まれており、BMC-36鉱区はペトロブラスが100%の権益を擁しており、埋蔵量は2億3,000万バレルと予想されている。
ペトロブラスは石油ポスト網BR社のチリ並びにコロンビア、パラグアイ、ウルグアイのガソリンポスト網放出のためにBradesco BBIと契約、石油化学企業のブラスケンの所有株の一部の放出、自社所有のガスパイプラインのジョイントベンチャー企業の参加を募っている。(2015年5月22日付けヴァロール紙)