ブラジルは世界最大のバイオエタノール輸出国でバイオディーゼルでも世界有数の生産を誇っているが、しかしブラジルの砂糖・エタノール生産企業は、世界金融危機後の負債増加やクレジットの縮小、砂糖・エタノールの国際コモディティ価格減少で企業経営者は負債返済が益々難しくなってきている。
カナダ資本Brookfield社並びに米国資本 Lone Star社並びに Black River社 、ブラジル資本GP Investments社は、サトウキビ原料のバガス発電所を抱えて負債を抱えている砂糖・エタノール生産企業への投資を模索している。
バイオマス発電の電力エネルギーはブラジルの電力エネルギーのわずかに4.0%であるが、砂糖・エタノール生産企業にとっては唯一の収益の高い部門となっている。
バイオマス発電の電力エネルギー供給の契約は、平均15年~25年と長期契約で長期間にわたって安定した収益を上げることが可能であり、また今後砂糖・エタノールの国際コモディティ価格の上昇が見込まれるために、国内外のプライベート・エクイティ・ファンドは、負債を抱えている砂糖・エタノール生産企業の買収や資本参加に投資を行うと予想されている。
現在の小型水力発電所(PCHs)によるメガワット/1Hあたりの価格は210レアル、バイオマス発電によるメガワット/1Hあたりの価格は270レアルとなっている。
カナダ資本Brookfield社は、すでにブラジルに340億レアルを投資しており、今年4月にはゼネコン大手のOAS社に8億レアルを融資、米国資本 Lone Star並びに Black Riverは負債を抱える砂糖・エタノール生産企業に資本参加している。(2015年5月18日付けエスタード紙)