第1四半期のペトロブラス石油公社の純益は、国内のガソリン価格の値上げや国際コモディティ価格の減少による輸入ガソリンによる負債減少で53億レアルの黒字を計上している。
今年第1四半期の石油の国際コモディティ価格は前年同期比50%減少、前四半期では28%減少、レアル通貨に対するドル高の為替の影響にも関わらず、輸入ガソリン総額減少が相殺してペトロブラスの赤字拡大に歯止めをかけている。
第1四半期のペトロブラス石油公社の純益は前年同期比1.0%減少したにも関わらず、2014年の216億レアルの赤字から大幅に改善、特にガソリン価格の値上げによる燃料供給部門は61億8,100万レアルの黒字を計上している。
連邦政府はペトロブラスに対してインフレ上昇を避けるため燃料価格の値上げを先送りしていたために、過去5年間で600億レアル~800億レアルの損害につながっていたが、ジョアキン・レヴィ財務相を筆頭とする新経済班は燃料価格には介入しない。
しかし第2四半期のペトロブラスの純益はエタノール価格の低下ならびに国内経済の低迷によるガソリン販売が低調に推移すると予想されているために、燃料供給部門の純益は減少すると予想されている。
第1四半期のペトロブラス石油公社の負債総額は、レアル通貨に対するドルの為替上昇に伴って3,324億5,700万レアルと昨年末の2,820億8,900万レアルから大幅に上昇している。
第1四半期のペトロブラス石油公社の短期負債は25.8%増加の397億2,100万レアル、運転資金は22.1%減少の344億5,000万レアル、投資は13%減少の178億4,300万レアルとなっている。
今年5月にペトロブラスはブラジル銀行から45億レアルに資金を調達、連邦貯蓄金庫から20億レアル、ブラデスコ銀行から30億レアル、STANDARD CHARTERED銀行から30億ドルを調達している。(2015年5月16日付けエスタード紙)