ブラジル国内の旱魃による降雨量の減少、大型水力発電所プロジェクトの遅れなどで電力エネルギー発電に問題を抱えており、また電力料金の大幅な値上げなどの要因から電力発電分野でのビジネスチャンスが到来している。
セメント並びに金属、鉱業などを中心に事業を展開しているヴォトランチングループは、第三者向けの電力エネルギー販売のために風力発電所や小型水力発電所(PCHs)の建設に大型投資を予定している。
昨年のヴォトランチングループの純益は17億レアル、そのうち電力エネルギー部門の純益は2億3,800万レアルを占め、昨年4月に行われた電力エネルギー入札で落札した電力を第3者に売り渡した利益が貢献している。
ヴォトランチン・エネルジア社は電力エネルギーの取扱ランキングでは7位を占めており、電力エネルギー関連のコンサルタント企業Tempo Presente社のリカルド・リマ氏は、電力エネルギー危機で風力発電所や小型水力発電所、太陽光発電事業にとってはビジネスチャンス到来と説明している。
昨年のヴォトランチングループは24億レアルを投資、今年も昨年並みの投資を予定しており、昨年の投資の25%は新規事業への投資で特に北東部地域並びに中西部地域に販売するセメント事業拡張への投資が大半を占めた。
昨年のヴォトランチングループの負債総額は前年比1.8%減少の165億レアル、売上は7.0%増加の281億レアル、税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示すEBITDAは、71億レアルと前年の54億レアルから大幅に増加している。(2015年3月4日付けエスタード紙)