連邦警察の特別捜査「第7次ラヴァ・ジャット作戦」の汚職捜査中でのペトロブラス石油公社が14日予定の業績発表を延期したことが嫌気され、昨日のペトロブラスの株価は9.9%下落した。
「ペトロブラスが投資家の信頼を取り戻すには発表が大幅に遅れている第3四半期の決算の詳細を早急に公開する必要がある」とクレディ・スイス銀行アナリストのアンドレ・ソブレイラ氏は指摘している。
ペトロブラスは第3四半期の決算発表の遅延以外にも石油生産の目標達成が難しく、またガソリン価格の値上げ率の計算式の変更など投資家の信頼をなくす行動を取っているとアンドレ・ソブレイラ氏は指摘している。
昨日のニューヨーク株式市場でのペトロブラスの有価証券(ADR)は、前日比12.1%下落の1株6.08ドルと2003年3月以降では最低の株価を記録している。
また昨日のサンパウロ証券取引所(Bovespa)のペトロブラスの優先株は9.2%下落の1株9.18レアルと2005年1月以降では最低の株価を記録、普通株は9.94%下落の8.52レアルと2004年8月以降では最低の株価を記録している。
また連続して高騰しているドルの為替でペトロブラスの負債は1,350億ドルまで上昇、汚職疑惑や石油国際コモディティ価格の下落でペトロブラスの株価は減少を継続すると予想されている。
ペトロブラスの石油関連開発の投資総額は1兆ドルと見込んでいるが、まだまだ下落が継続すると予想されている石油国際コモディティ価格も影響で同社は投資の中止を余儀なくされる可能性があるとゴールドマン・サックスは説明している。
昨日のユーヨークのWTIの1バレル当たりの石油価格は55.91ドル、ロンドンのブレント原油価格は61.06ドルまで下落、石油国際コモディティ価格が1バレル40ドルを割れば米国並びにカナダ、ブラジルでの石油開発に支障をきたすと見込まれている。
ペトロブラスは2015年中に300億レアルの社債の償還期間を迎え、2015年の投資は1,000億レアル、9月の運転資金は620億レアルとなっているが、同社は来年6月30日までに第3四半期の決算も発表ができなければ500億ドルの負債の前払いを余儀なくされる。(2014年12月16日付けエスタード紙)