モルガン・スタンレー社は連邦警察の特別捜査「ラヴァ・ジャット作戦」によるペトロブラス石油公社の汚職スキャンダルによる資金流失は最大210億レアルになる可能性を指摘して2014年の同社の純益に匹敵すると予想している。
ペトロブラスの元幹部パウロ・ロベルト・コスタ氏と資金ディーラーであるアルベルト・ユセフ氏による過去数年間に亘ってペトロブラス職員や有力政治家にリベートを送っていた。
パウロ・ロベルト・コスタ氏とアルベルト・ユセフ氏はペトロブラスと契約する会社と共謀してプロジェクトの契約額をつり上げていたと説明、連立与党議員などに流れた資金は契約額の3%と予想されている。
モルガン・スタンレー社では誤差を考慮してリベートは契約金額の1.0%~5.0%と設定してリベート総額は最低50億レアル、最高210億レアルに達すると予想している。
監査法人PwCはペトロブラスが汚職問題を会計事務所に内部調査させた報告を付けた決算書を不十分として判断した影響で、ペトロブラスは第3四半期の決算を発表できなかった経緯があった。
ペトロブラスが年内の汚職事件による損害を会計処理すれば普通株を所有する株主に対して配当金の支払いができない可能性があり、多くの金融アナリストはペトロブラス株の推奨を取り下げている。
サフラ銀行では昨日までペトロブラスの株価は大幅に下落しているために同社株の購入を推奨していたにも関わらず、昨日、同銀行はニュートラルに下げて株の売買の停止を推奨している。
ペトロブラスの50%以上の株を擁している連邦政府が最も被害を受けており、また10%のペトロブラスの株を擁している社会経済開発銀行(BNDES)も大きな被害を受けている。(2014年11月19日付けエスタード紙)