ペトロブラス石油公社は、今日7日から同社の製油所の卸売ガソリン価格を3.0%、卸売ディーゼル価格を5.0%それぞれ値上げする影響でガソリンポストの一般消費者向けのガソリン価格並びにディーゼル価格は2.0%~4.0%の値上げにつながると予想されている
今回の燃料価格値上げはインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)の0.11%~0.17%の上昇につながり、年末のIPCA指数は連邦政府のインフレ指数の上限許容値6.5%を突破する6.54%になると予想されている。
9月の過去12カ月間のIPCA指数は6.75%とすでに上限許容値6.5%を突破しており、石油製品小売業者組合(Sincopetro)のジョゼ・アルベルト・ゴウヴェイア会長は、石油精製所の卸売価格は3.0%以下の値上げに留まっていると説明している。
2014年の輸入燃料平均価格と国内の卸売燃料平均価格の差額は国際コモディティ価格が20%上回っていた要因で、ペトロブラスの赤字幅が拡大していたが、10月初めに1バレル当たりの石油価格は100ドルから85ドル前後まで下落して赤字幅の減少につながっている。
現在の石油の国際コモディティ価格は国内石油価格と同じ水準になっており、今回の石油並びにディーゼル燃料価格の値上げで国内燃料価格は国際コモディティ価格を上回る。
過去3年間のペトロブラスは燃料輸入で800億レアルの収入減を余儀なくされていたとブラデスコ銀行石油派生品アナリストのアウロ・ロゼンバウ氏は説明している。
「ブラジルは国際市場価格を無視する政策を採用しているが、ペトロブラスの過去3年間の損害を取り戻す目的ならば20%の値上げが必要である」と政府批判を続けるブラジル・インフラストラクチャーセンター(CBIE)のアドリアノ・ピレス取締役は説明している。
「ディーゼル価格の5%の値上げはエタノール業界のコスト高に結びつくために、ペトロブラスの負債を軽減するためにはガソリン価格の値上げ幅をディーゼル価格よりも高く設定しなければならない」とブラジル・エタノールエネルギーフォーラムのアンドレ・ロッシャ会長は説明している。(2014年11月7日付けエスタード紙)