ブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)は、サンパウロ州沖合200キロメートル~300キロメートルの岩塩層下(プレソルト)原油開発向け環境ライセンス認可を緩和して、原油・天然ガスの生産拡大を行う。
IBAMA資源院は、サントス海盆のプレソルト原油開発を予定しているBM-S-9鉱区並びに BM-S-11鉱区、13プラットフォーム向け環境ライセンスを認可、投資総額は1200億レアルで2017年から原油生産が予定されている。
IBAMA資源院ではプレソルト原油開発向け環境ライセンスを1鉱区ごとに審査していたが、今回は複数の鉱区並びに原油開発向けプラットフォームの環境ライセンスを認可している。
ペトロブラスはこれらの鉱区並びにプラットフォームの環境ライセンス認可を1年前に提出していたが、IBAMA資源院による約1年の環境ライセンス認可は非常に短期間の認可となっている。
今回の複数の鉱区並びにプラットフォームの認可で1日当たりの原油生産は現在の原油生産の36%増加に相当する74万2,000バレル並びに天然ガスは45%増加に相当する3万1,000立方メートルに結びつく。
“シダーデ・デ・イーリャベラ”と命名されるプラットフォームは、サントス海盆のサピニョーラ・ノルテ鉱区に設置されて、年末から操業開始が予定されている。
8年前にプレソルト原油地域が発見されて、現在のペトロブラスの1日当たりのプレソルト原油生産は50万バレル、2010年のプレソロトの原油生産は4万2,000バレル、今年は41万1,000バレルと約10倍の増産している。
ペトロブラスの2018年のプレソルトの原油生産は同社の原油生産の52%を占めるまで増産が予定されているために、早急な環境ライセンスの認可並びに投資拡大が必要となっている。
大統領選を10月に控えて連邦政府では早急なプレソルト原油開発が急がれているために、ペトロブラス以外にもシェル社による原油開発を許可する可能性がある。
サントス海盆のBM-S-54鉱区は、2005年の第7回原油・天然ガス入札でシェル社とフランス資本Total社が落札、シェル社が権益の80%、フランス資本Total社が20%所有、連邦政府はシェル社による鉱区内のガット・ド・マット油田開発を許可する可能性がある。(2014年9月17日付けエスタード紙)