シェールガス開発向け許可は州環境局が実施しているにも関わらず、今後はブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)が一括して環境ライセンス認可を行うと連邦政府は発表している。
米国はシェールガス開発では世界で先行しており、昨年の米国の天然ガス生産はロシアを抜いて世界トップになり、また天然ガス価格の大幅な減少に結びついている。
国家原油庁(ANP)は2013年12月の第12回石油・天然ガス入札を実施、パラナ州では天然ガスの埋蔵が見込まれる16鉱区が落札されたが、落札された鉱区のあるパラナ川近辺のトレド市の市民1,000人が今年7月にシェールガス開発反対のデモ行進を行っている。
シェールガス等が含まれる地下の岩盤に薬品等の液体を圧送して割れ目を作って天然ガスを採取する水力破壊法のフラッキングは、水質や土壌の汚染などの環境破壊につながるとパラナ州の連邦検察庁はリスクを指摘している。
第12回石油・天然ガス入札では12州の240鉱区が入札にかけられ、そのうち72鉱区が落札されたが、天然ガスの埋蔵が見込まれている鉱区ではシェールガスの発見できる可能性があるために、早急な規制の作成が急務となっている。
米国ではシェールガス開発向けボーリングは年間2万件に達しており、カナダではすでに10万カ所でシェールガスが生産されている。(2014年9月5日付けエスタード紙)