大統領府プラナルト宮は、原油や天然ガスの埋蔵量が100億バレル~150億バレルと予想されている4カ所の岩塩層下(プレソルト)鉱区を入札なしでペトロブラス石油公社への譲渡を決定した。
連邦政府は今年のプライマリー収支黒字を引き上げるために、ペトロブラスは4鉱区の譲渡と引き換えに2018年までに総額150億レアルを支払うが、今年は20億レアルを支払う予定となっている。
ペトロブラスはブラジル国内の石油派生品需要を満たすために、国内販売価格よりも高い価格で石油派生品の輸入を余儀なくされており、また連邦政府に燃料価格の値上げを要請しているにも関わらず、インフレ上昇につながるために燃料価格が据え置かれている影響で負債増加につながっている。
ペトロブラスに譲渡されるプレソルト鉱区は、リオ市から200キロメートルの外洋にあるブージオ鉱区、フロリン鉱区、ララ鉱区周辺鉱区、ツピー鉱区の北東部鉱区となっている。
ペトロブラスは、国庫庁への150億レアルの支払いとして今年並びに2015年はそれぞれ20億レアル、2016年は30億レアル、2017年並びに2018年は40億レアルが予定されている。
ブラジル・インフラストラクチャー・センター(CBIE)のアドリアーノ・ピレス取締役は、大統領選挙を前にプライマリー収支黒字を引き上げるための連邦政府とペトロブラスの取引に疑問を抱いている。
ペトロブラスのグラッサ・フォスター総裁は、今回の連邦政府の決定は大統領選挙とは無関係であり、また国庫庁に支払う20億レアルの財政プライマリー収支黒字へのインパクトは分からないと説明している。(2014年6月25日付けエスタード紙)