ペトロブラス石油公社は開発中であったサントス海盆のBM-S-10鉱区のプレソルト油田の原油開発を中止して国家原油庁(ANP)に初めて返却するために、この油田の原油開発並びに商業化を放棄する。
ペトロブラスは2020年までに1日当たりの原油生産を400万バレルに引き上げるために、有望なプレソルト油田開発に集中して資本を投入、また原油開発向けプラットフォームにも投資を集中している。
ANPに返却したサントス海盆のBM-S-10鉱区のプレソルト油田は、2005年に海面下5, 000メートルのプレソルト層で軽油に近い良質な原油の埋蔵を確認しており、ルーラ鉱区やサピオーラ鉱区の近くにあるパラチ鉱区の油田であった。
ANPに返却したプレソルト油田は、2012年までに埋蔵量や地形などをANPに報告して、油田開発に承認が得られれば商業化が可能であったにも関わらず、予想を下回る埋蔵量のために開発を放棄した。
ANPに返却したプレソルト油田は2001年にANPから原油開発で許可を受けていたが、ペトロブラスの権益は65%、ポルトガル資本のBG社は25%並びにPartex社は10%の権益をそれぞれ擁していた。(2014年4月23日付けエスタード紙)