ペトロブラス石油公社はドル建ての社債発行で85億ドルを調達、ペトロブラスの社債の応募額は220億ドルに達したにも関わらず、金利は昨年発行の社債の金利を大幅に上回っている。
ペトロブラスは2013年に社債発行で200億ドルを調達、そのうち110億ドルは米国で社債発行をして資金を調達、今年の社債発行による資金調達総額は135億ドルに達しているが、ユーロ建て社債ならびにポンド建て社債で38億ユーロ相当の資金を調達、残りはドル建て社債発行で資金調達をしている。
しかし昨日のペトロブラスの株価は、社債発行による負債増加で借入金が更に企業の許容範囲を大幅に上回っており、またドル高の為替で輸入燃料コスト上昇による更なる収益の悪化予想で普通株は1.73%下落、優先株は2.33%下落して時価総額は1,658億レアルまで減少している。
ペトロブラスの2008年5月の時価総額は5,104億レアル、2010年9月に大型増資をしたときは3,628億レアル、2013年12月末の時価総額は2,147億レアル、昨日の時価総額1,658億レアルは、時価総額が最高であった時の1/3まで減少している。
税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、どの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示すEBITDAに対するペトロブラスの純負債総額は3.52倍と許容範囲の2.5倍を大幅に上回っている。
ペトロブラスが発行した社債は、6種類のドル建て固定利付債と変動利付債で固定利付債の償還期間は3年、6年、10年、30年、変動利付債は3年と6年となっている。
コンサルタント会社Economatica社は、ペトロブラスの昨年末の負債総額を2,678億レアルと予想しているが、昨日の同社の時価総額1,658億レアルを大幅に上回っており、また今年のペトロブラスの株価は24.1%下落、3月は4.6%下落、過去12カ月間では26.6%下落している。(2014年3月11日付けエスタード紙)